恋愛診断×世界怪奇実話
友人に、「恋愛診断」に出ている人たちは、テニミュの人たちだと教えてもらいました。テニミュの人…。もうちょっと仕事は選んだ方が…。いや、もしかして選んでアレなのかもシレン…。
「牧逸馬の世界怪奇実話」読了。島荘先生の編集です。御手洗シリーズの文庫が何か出ていないかと検索したらこれがヒットしました。
牧逸馬というのは20世紀初頭、林不忘、谷譲次、長谷川海太郎等の複数の筆名を駆使して活躍した流行作家で、わずか数年で現在の価値にすると数百億という金を稼ぎ出して、35歳で急死した絵に描いたような文壇の風雲児。デビュー前は排日ムード一色だったアメリカ(排日移民法成立直前)に単身渡り、なぜか地球一周して朝鮮側から帰って来た人。今から百年も前に大胆きわまりないです。
で、この本は豊富な海外経験を活かした感じの実話集。当時はまだあまり知られていなかった切り裂きジャックやマリーセレスト号事件などを日本に紹介した最初の書籍と言われております。…はいいけれど。最初の切り裂きジャック事件を読んでいる途中で気づきました。これ読んだことある…。
大正時代に流行した「新青年」というモダンな探偵小説の雑誌がありましてね…。代表的な作家は江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、小栗虫太郎、海野十三辺りですかね。今で言うと「メフィスト」とかそんな感じ? メイン作家京極夏彦、舞城王太郎、的な。
私は久生十蘭という作家が一番好きだったんですが、新青年系の人は全部じゃないけど結構読んでいたんですよ。で、牧逸馬作品もわりと読んでた…。「めりけんじゃっぷ商売往来」も文庫で持ってる…。本当面白いんですよ、めりけんじゃっぷ。「青空文庫」を見たら、著作権が切れている上にまだ公開されてないみたいだから、私がやろうかな…。久生十蘭も来年? じゃあ「顎十郎捕物帳」で好きなエピソードと「黄金遁走曲」を…。
それはともかく、この「世界怪奇実話」、のっけから「あー、これ読んだことあるじゃん! 同じの買っちゃったー!」とガッカリしていたんですが、せっかくだから最後まで読もうと思って読了したところ、まったく記憶にないエピソードも…。島荘先生の編集なので、新しく取捨選択があったようです。同じのは同じのでまた数年ぶりに読んで面白いし、新しいのも楽しめました。多分玉石混淆なんだと思いますが、できれば全部読みたい感じです。
なんだかちょっと懐かしくなったというか、自分内再ブームの予感です。古い文庫本引っ張り出して来ようかな…。

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