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November 24, 2007

鳴神学園終了

食休みソフト「鳴神学園都市伝説探偵局」終了。バッドエンド全部は見ていないと思いますが、ルートは全部出したと思います。エンディングリストとか達成率とか既読率とかが出ないので、ルートが全部埋まった段階で終了としました。
こ、これはいけません。学怖ファンとして飯島先生を応援したいのは山々なんですが、これは厳しい評価にせざるを得ないです。話がまったく完結していません。主人公は「天眼」という特殊な能力の持ち主なのですが、現時点では他人のオーラが見えるだけで、本当の能力というのは発露していません。それについて知っているとおぼしき人物は、宣戦布告してくるだけで正体もわからず、「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいに終わっているんですよ。宣戦布告と言っても、部室荒らしただけだし! 空き巣かよ!
壮大な構想があるのはわかりますが、それはそれとして、ひとつの作品として一応のオチがないと…。そうでなければ、タイトルに「1」とか「0」とか「ファースト」とか、プロローグであることを示す何かを入れなければ反則じゃないJAROか。
システム的なところでは、スキップ機能がまったく使えず、Aボタン連打とそれほど変わりません。しかも既読スキップじゃないので、読んでなくても飛ばしてくれます。既読スキップ機能などは、フリープログラムとして業界全体でライブラリ化してくれないでしょうか。任天堂が率先して、よく使う機能などはライブラリ化して提供してくれないと困ります。
あと、変換ミスが多すぎです。こないだの「臨海合宿」は、少ない方だと痛感しました。なんでこんなミスが放置されているのか…。社内校正だってもうちょっとなんとかなりそうな気がします。「同様(動揺)が走った」なんて言われても、緊迫感のかけらもありません。変換ミスが起きるのはしょうがないですが、そのまま世に出すのはいかがなものかと思います。デバッグする暇があったら校正してください、とか強く思いました。

とはいえ、まったくいいところがないというわけでもないんです。個々のエピソードは面白いです。猫の墓場のバッドエンドや神社の話、四つ辻、服部家の幽霊の話などは好きです。全部がオカルトというわけでもなくて、中には正体見たり枯れ尾花、みたいな話も混じっていて、バランスも悪くないです。
直球ホモの話がひとつあって、これは笑った…。全然都市伝説じゃないんですが、怖いと言えば怖い…。仲良くしている柴田くんというクラスメイトがいて、彼の所属しているクラブの部員から、ある日えらい剣幕で呼び出されて、行ってみると「お前は柴田のなんだ」とか「柴田に近づくな」とか脅されます。「お前柴田のこと好きなの?」と聞くと、「ああそうだ」と開き直られます。その場に柴田くんをこっそり呼んでいる選択をした場合、柴田くんにバレたその彼は、パニクったあげく「柴田は俺のもんだから、俺の好きにしていいんだ!」とかなんとか叫び、柴田くん硬直。
そして主人公、その柴田くんと彼を夜の公園に放置したまま帰ってしまうんです。「俺関係ねーし」みたいな。これには笑った…。BL系だったらこの展開はないな…。逃げて、柴田くん逃げてー!
その後学校で会った柴田くんは別に普段と変わりなく、様子を聞いたら「よく話し合った」とか言ってます。何をどう話し合ったんだ…。その彼も落ち着いたそぶりで友達然と振る舞っています。本当に何を話し合ったんだ…。そして後日のエピソードでは、妖怪がらみの事件で主人公に悩み相談までしています。変なことを口走ったのはなかったことになっているのでしょうか。変わらず友達付き合いをしている柴田くんに乾杯。本当に人当たりのいいキャラです。主人公みたいな偏屈なキャラとも仲良くしているし。大変気に入りました柴田くん。
一話一話が短く、ストレスのないボリュームです。違う選択をしていれば、プレイごとに選択肢が増えて話が分岐していくので、特に攻略本も要らず気軽ではあります。ただ、どのルートの正解プレイでどのルートが開く…というのはちょっとわかりにくいですかね。詰まるほどではないかとは思いますが。
キャラ絵は地味かなと思ったんですが、逆に考えれば二次創作しやすい絵柄かと思います。
続編や関連メディア展開があったら見たいことは見たいですが、これ単体に関しては、プロローグ的なものであることを公に示していない限り、高い評価はいたしかねるという感じです。次回作に期待。

同じ飯島作品なら、「四八」の方が評価高いみたいですね。学怖のキャラも出ているらしいので、こっち買えば良かったというか、そのうち買おうかと思います。廉価版狙いでいくかどうかは悩みどころ…。

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