文化・芸術

February 19, 2012

ひふみの笑い ばーじょん2

調布市文化会館にて「ひふみの笑い ばーじょん2」。
連チャンですが、本日はちゃんとチケット取りました。狂言(茂山家から茂さん宗彦さん童司くん)と落語(柳家三三さん)と講談のコラボイベント。前シリーズまでは講談が神田山陽さんでしたが、女子の神田京子さんに代わってました。山陽さん、何があったの…。
今回は共通テーマが「もののけ」で、化物縛りのようです。まずはそれぞれお得意のネタを披露。狂言は「蟹山伏」、講談は「四谷怪談」(途中まで)、落語は「お菊の皿」。お得意ネタなので、前回のようにそれぞれ未知の分野を練習して…という感じではなかったですが、その分リラックスした様子で楽しそうにやってらしたです。宗彦さんが蟹の役だったので、面を被っていてお顔出てなかったのが残念♭
中入り後、全員参加で「豆腐小僧」。講談の京子さんがト書きというか解説進行役で、三三さんが落語スタイルで座ったまま主人公の豆腐小僧役。茂&元彦コンビが主従役です。童司くんは映像で参加。めっちゃ近所で撮ったっぽい画像をバックに、豆腐小僧のコスプレで歩き回ります。あえて舞台に顔を出さないというのも面白いですね。
ちょっと調布はうちから行きにくかったですが、行ってよかったです。面白かった! 夜はそのままバイトに行ってしまったのですぐ帰ったのですが、仕事がなかったら調布探検もしたかった…。なかなか知らない街では降りないので、いい機会なんですけどね。残念!

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December 12, 2011

横浜能楽堂普及公演

先月に引き続き、今月も桜木町。こんなに桜木町に来る機会ないです。
普及公演は、二千円というリーズナブルなお値段で二曲見せてくれるもの。3月にも企画はあったんですが、震災で中止になっていたので、本当今日は楽しみにしてました。わざわざ会員登録して、会費払って先行で取りました!
まあでも、あまり良い席ではないですが…。3月のは二階席だったので、それに比べたら全然いいです。席は選べないんですが、先行は大体正面席を割り振られているような…? 中正面じゃなくて良かった…。

久々に冒頭で宗彦さんの滑らないトークもあり、コスパ最高に良かったです。お可愛らしい姿は正面からじっくり拝見しました。結構前後東京に泊まるらしくて、大荷物持って来たけどパンツ忘れたからおじさんに借りると言うてはりました。女子はあまりパンツの貸し借りはしないけど、男子は平気なんですかね…。いや、ギャグか…。
・素袍落(すおうおとし)…結構よくかかる曲ですが、今日のはなんだかわかりやすくて笑えました。酒を飲まない人の方が酔っぱらいの演技が上手いと冒頭で宗彦さんが仰ってましたが、国宝三男下戸だそうです。一族全員酒飲みの中、一人だけ下戸だそうで…。それは辛いな…。
・胸突(むねつき)…これは初めて見たかも。借金の取り立てに来た男が、借りた男と返せ返さないと言い争いをし、そのうち手が出ると借りた方は「痛い痛い」と大騒ぎ。殺されるだの人殺しだの騒がれて、仕方なく貸した方が折れて条件を緩めて来ますが、倒れた男は案の定怪我はふりをしていただけ…という内容です。
宗彦さんが突き飛ばされて怪我をしたと喚く役。喚く役似合うな! ほとんどコメディで楽しく拝見しました。物騒なセリフがあるせいで、昔稽古中に警察が様子見に来たことがあると、お祖母様から聞いた話を冒頭のトークで披露してはりました。

同行の友人も狂言はほぼ初めてな感じでしたが、「わかりやすい、面白い!」と好評です。

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October 29, 2011

茂山狂言会

国立能楽堂にて、千之丞先生追悼番組。

Skk 相変わらずのお酒とお花です。
・妙音へのへの物語…千之丞先生・作演出。
お伽草子のネタを底本にしたちょっと尾籠な話。へのへの仙人から、屁で妙音を奏でる術を授かった男、中納言の御前で披露して褒美を得る。それを知った隣家の女房が、自分の旦那を炊きつけて男の弟子入りをさせ、中納言の前に引きずって行くが上手くいかず、屁はとんでもない惨状に…という話。
中納言の3中弟くんが実におじゃるな感じで良かったです。3中さんはお茶目に側近を演じてました。髪型とか女子好みでイイカンジです。他のキャストも、それぞれよく合ってました。
・呂蓮…千之丞先生が最後に演じた曲。
一夜の宿を借りた旅の僧に刺激され、主人がにわか発心して呂蓮坊の名を得て出家するが、そんな話は聞いてない女房は大激怒。あまりの怒りぶりに恐れをなした主人、自分で発心したくせに旅の僧のせいにして…という話。次期当主が、女房におののく役をイイカンジで演じてらっさいました。
・室町歌謡組曲/遊びをせんとや…千之丞先生・構成演出。
古典から新作まで、狂言の謡をメドレーにした異色作。黒田節のメロディで始まって、一人一人だったり全員だったりで、歌ったり踊ったり大騒ぎ。笛の人がすごいいい声だった! しかも「上を向いて歩こう」だったww
特にストーリーもなかったですし、正直知らない曲や聞き取りにくい曲もあったのですが、酒の席みたいで楽しかったです。

最後があっさり終わってしまったのと、恒例の始まる前のお話がなかったのはちょっと寂しかったかなあ…というか、最近お話がないこと多くないですか。楽しみにしているので、ぜひ取り入れて欲しい所存です。

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August 22, 2011

納涼茂山狂言祭

本日は大阪でシティがあり、タイバニ本買いに行きたかったんですが、私よりハマっている友人が夜バスで行くというので、「あれとこれ買って来てー!」と超お願いしてしまいました。一部買えなかったけど、希望上位のところはほとんど買えた上、その場でレターパックに詰めて発送してくれたので、比較的早めに読めました。ありがとう、そしてありがとう! この御礼は必ず!

そして私は、チケットを取ってあった納涼茂山狂言祭へ。
土曜に二公演、日曜一公演で、これまでの自分だったら全部通しで行っていたのですが、昨今節約ムードにつき3中さんのトークがある日曜のみ参戦。昨今タイバニと狂言で可処分所得を振り分けないといけないので、公演は厳選ムードになっています。

Tsuizen 去年亡くなった千之丞さんの追善公演なので、こんなことに。お酒はなんかだんだん増えて来たらしい…。
Nouryo パンフと、パンフについていたミニタオル(豆腐の刺繍入り)、3中さん花子のDVD。ジャケットにサインも入れてもらいました。
お話は3中さんで、今日は髪型もイケてるしチャーミングです。今日の演目についていろいろと。豆富小僧は千之丞さんがやっていた時は出て来ただけで面白かったけど、台本だけ読むとあまり面白くなくて、演出工夫した…とか。後半は甥っ子の話になり、可愛いらしくやたら萌え萌えで話してらしたです。甥っ子はいくら可愛がっても、弟の子やでえ…。
・神鳴り(かみなり)…足を踏み外して地上に落ちた雷様、腰を打って医者に治療してもらうけど、とんでもない料金を請求されて…という話。3中パパが悪徳医者風で良かった…。雷様は国宝三男ですが、飛んだり跳ねたり相変わらず元気です。
・盆山(ぼんさん)…盆栽?的なものが大流行、自分も欲しくなって知人に譲ってくれと頼むが聞き入れられず、思い余って盗みに入ると見つかって…という話。ストーリー展開は柿山伏とまったく一緒です。木から落ちるアクションがあるので、柿山伏の方が動きがあって好きかも…。いや、若い人が山伏をやった場合だけで、お年寄りだとアクション省略されたりしますけどね。
主人が3中さんで、盗人があきらさんでしたが、キャラ的には反対っぽいのが逆に面白かったというか…。あ、でも最初に見た柿山伏も、地主役を3中さんがやっていたなあ。こっち系の方が得意なのかも。
・豆富小僧(とうふこぞう)…ご存知京極先生原作。千之丞さんの当たり役を引き継いだ若手は、まだ千之丞レベルには達していない雰囲気。自分なりの味付けをして勝負です。昨日は3中弟くんが豆富小僧だったようですが、どんなだったのかな…。今日は童司くんで、自分らしさを追求するあまりニートという設定になってました。ニート妖怪って…www いや、いいよ、可愛いよ…。この路線で頑張ってください。

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August 16, 2011

伝統の現在

ところで12日の話ですが、夏祭の一日目終了後、新宿へ出て総武線で千駄ヶ谷へ。徹夜の上イベント疲れでその時点でほぼ眠気MAXでしたが、結構いい席だったので頑張りました。

Yamate ちなみに新宿で見た、ガリガリ君とポケモンのコラボ電車。とっさに携帯を出したので、写真縦長になってますがご愛嬌。しかしなんでこのコラボなの…。そしてなんでガリ梨は終了したの…。
Suipen 新宿駅構内で買った、スイカペンギンのフィギュア(付きミネラルウォーター)4種コンプリ状態。水は重かったので、もったいないけど開封もせずにゴミ箱に捨てて来ました。罪悪感…。しかし疲労MAXにつき無理です…。

「伝統の現在」は、本家長男と分家兄弟によるユニット。本家次男も入れてあげればいいのに…と思いつつ、三人というのは案外コンパクトでイイカンジです。
毎年、文学作品を狂言に仕立て直したものが一本と、古典が一本。今年はチェーホフの「熊」と、定番の狂言「附子」。
チェーホフは、3中さんが年老いた太郎冠者の役で出てきて、長く白い髭をつけているものだからせっかくのお顔も目のところだけしか出てなくて、ビジュアルとしてはイマイチでしたが、未亡人=弟くん、熊みたいな男=本家長男という、納得のキャスティングであり楽しく拝見できました。結構ハッチャケ系です。
その流れからか、通常見すぎてしまって「またか」という感じで今更そう面白いとも思えない「附子」が、なんかキャラが弾けていたりアドリブがあったりで、今風な感じがして良かったです。もしかして今日はお偉方が見に来ていないのかと思いました。若いのだけだと、わりと好き勝手にやるよね…。
そして休憩時間は、さすがに気絶する勢いで寝ました。寝るよね…仕方ないよね…。

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July 04, 2011

十八番狂言会in名古屋

三分割でようやく本題。今まですべて7/1の話です。

Yaba 矢場公園から見た会場。青少年文化センターアートピアホールです。
中は吹き抜けを多用したオシャレ空間でした。
いつも出演者がもぎりをしてくれたり、スタンプ押してくれたりするのですが、今回は一部を除いて全員浴衣姿です。涼しげでええなあ!
茂山家オリジナル浴衣のようで、ロビーで売ってましたがさすがにちょっと、グッズと言える程度の値段ではなかったです。あまり女子向けでもないし…。しかし男子には良さそうなので、夏の狂言会は男子はみな浴衣で来るといい…。

上演時間は通常1時間半くらいなのですが、何を間違ったか長いのばかりで組んでしまい、会場の都合も危うそうなので開場時間が繰り上がります。長年見てきましたが、こんなことは初めてです。知り合いが一人、新幹線が遅れて最前列なのに途中で飛び込んでくるというアクシデントあり。
お話は茂さんでしたが、なんだか慌てていて、ちゃっちゃと解説だけしようとしたものの、噛んだりなんだりで余計時間がかかる始末。
時間配分もそうですが、今回は「類似曲」と言われる、ほとんど同じ曲なので一緒に上演されることは滅多にない…という二曲が同時上演。わざとかと思ったら茂さん曰く「ミス」だそうです。異例尽くしです。
今回のタイトルは「お豆腐の和らい・十八番狂言会」ということで、役者さんがそれぞれ十八番役をやる設定になっています。自己申告かどうかはわからない…。
・八幡前(やわたのまえ)…最近も見てるのでストーリーは省略。聟役はバイリンガル狂言師童司くんでしたが、わりとすっとぼけた役でたしかに得意そうです。見るの二回目ですが、やっぱりオチはよくわからないなあ…。
・吹取(ふきとり)…妻ものとか妻乞いものと呼ばれるジャンルで、神仏にお妻さまを乞う話で、オチは大体ブスが来ることに決まっています。今回も神仏に祈願したら「月夜に五条の橋で笛を吹け」とお告げがあり、主人公の男は笛が苦手なので、上手い人に頼んで吹いてもらうという話。笛の上手が3中さんですが、口パクならぬ笛パクで、後ろで本職が妙なる調べを奏でます。
ドブスが出てきて仰天し、男二人はにじり寄るドブスを押し付け合いながら逃げ…という内容。狂言、ブスに容赦ないです。3中さんが笛の上手は十八番ということで、楽しそうにやってらしたです。いつもは落ち着いている丸石さんもちょっと釣られてはっちゃけた雰囲気。
あ、笛吹きが歌を詠む場面があるのですが、役者が間違えていないかどうか確認するために、観客に先に教えておくから覚えておくように…と最初に茂さんが言っていて、袖で3中さんが「コラー!」と怒ってましたが、大丈夫、案の定覚えられなかった…。
・萩大名…これもよくやる曲なので省略。大名は正邦さんの十八番だそうで。近年ますます貫禄が出て来たので、地位の高い人の役は得意そうです。そして太郎冠者が3中弟くんでしたが、弟くんも偉い人に辟易する役は得意そうですよ。
同時に上演したせいか、「八幡前」との類似点がよくわかるというか、本当に台詞一緒だよ! とビックリするところがあって面白かったです。違う日だと、「よく似てるなあ」くらいの印象なんですが…。なんでここまで似てる曲が残っているのかしら…。どちらにも捨てがたい何かがあるのね…。

終わって9:15だったので、早めに始めたことを考えると2時間半近くやっていた計算になります。観客どころか、出演者も会場に早く早くと追い出される始末。
その後中華で爆食し、今朝の徹夜もあって夜バスは爆睡もいいところです。何回かPAに寄ったはずですが、1回しか起きませんでした。SA・PA好きの自分としては前代未聞です。
帰りは4列でしたが、幸い窓際だったので窓に寄りかかり、すごいイイカンジに寝られました。女性安心コースなので、隣も若くて細い女子でした。こっちがデブでゴメンねというカンジ…。4列にしてはちょっとお高め(でも3100円)だったので、マスクやアイマスクも配ってくれて、毛布もついていて言うことないです。もう4列で充分です。
そして帰ったらバス会社から、サマーバーゲンとか言って1900円という案内が…。もう、鰻食べに行くだけでもいいな、名古屋!

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June 10, 2011

千五郎狂言会

国立能楽堂にて「千五郎狂言会」。木・金と同じ曲で二日開催されます。とりあえず初日に参戦。一応先行で買いましたが、今回はあまりいい席じゃなかったです。柱が目に入るー。客入りはそこそこですが、やはり平日なので少なめです。正面の席も後ろの方はだいぶ余っているし…。もったいないなあ…。あ、スタンプ係は弟くんでした。

いつもは最初にトークがありますが、前半に三曲もあるせいか、トークなし。誰か滑らない話をしてくれないと寂しいです。
・いろは…今回の目玉、本家のひ孫ちゃん双子の、超可愛い子役参戦。まずは竜正くん。子供に「いろは」を教えようとするも余計なことばかり言うので、とりあえずリピートアフターミーしろと言ったら、あらゆる台詞を全部リピート…という、定番ギャグの話。竜正くんは堂々としています。舞台度胸あるなあ。
・しびり…次は虎真くん。お使いを命じられた太郎冠者、行きたくないばかりに「持病のしびりが…」と仮病を使うも、ごちそうのお供と聞いて急に治ってみたり…という定番ギャグ。虎真くんはちょっと台詞が出てこなかったり、咳が出たりなど覚束ないところはありましたが、なんとか最後まで演じきりました。どちらも父親である次期当主が後見で後ろに座っていますが、まあ怖いのなんの…。
・茶壷…3中さんとパパが共演。3中さんは目代(お代官)役。今日の髪型はいいなあv 一番女子好みのサラサラナチュラルヘアです。3中さんの目代は何かやらかしそうな目代です。オチとのギャップがイマイチかしら…。途中でちょっと大きめの地震があって、ビックリして辺りを見回してしまいました。結構みんなキョロキョロしてました。適当なところで収まってよかった…。
・死神…休憩後、新作狂言。死神役はあきらさんの当たり役ですが、今回は本家次男。なんか飄々とした死神で、これはこれで良かったですが、BL分が足りないですw 気に入られる男が、御当主だからかしら…。ここはちょっと、関係の遠い人(従兄弟とか)でやった方がいいかもしれません。そして、年齢も同じくらいの方が萌えるかも←狂言は萌え目的ではありません。
最後の猿歌には珍しく3中さん。今までいろいろ見に行ったけど、複数で歌う時にしか見なかった気が…。一人でも歌うんだーと、変な感心。普通に上手いので、もっと歌えばいいのに…。
ロビーに出ると、3中パパがサイン攻めにあってました。パパはモテモテだ…。

劇場先行で「伝統の現在’(ダッシュ) 熊」と「東京茂山狂言会~茂山千之丞追悼公演」の受付をしていたので、各一日ずつゲット。どちらも二日連続で同じ内容の公演を行います。
この春からシフトが変わって木曜にバイトが入ることになったので、選択肢は金曜しかありません。今日のはシフトが変わる前に予約したから、仕方なくシフト替わってもらったんだぜ…。でも、二日設定してもらえるとどちらかの都合が悪くても行けるので、助かります。今後も二日公演を希望。
問題は「伝統の現在’」が、夏祭前日と当日というこです。相変わらずオタクに厳しい設定だな! 前日だって厳しいですが、有明から汗だくのまま夜の公演に行くのは厳しい…<テニミュクラスタの友人がよく行ってました。というか、準備万端だったら前日はむしろ見てからホテルにinとか都合がいいのかな…。
そういや双子ちゃんは、今回平日の木金でしたが一回京都に帰るのかしら…。翌日学校あるよね。それとも芸能活動のためお休みなのかしら…。関係ないけどちょっと気になりました。

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May 03, 2011

春狂言二日目

日付は1日、昼の部のみの春狂言最終公演。
前説はピンで3中さん。茂山家はファンクラブでスタンプカードを作っているのですが、今回三回とも3中さんがスタンプ係で、開演前はずっとロビーにいてスタンプ押してました。スタンプ時、「連日ありがとうございます」と言われましたが、そんなんチェックしなくてええですよ…。
初日は紋付き着てたけど、本日は大変カジュアルな洋装で、前説あるのにいつ着替えるんだと思っていたら、着替えずに出て来ました…。うん、ジーンズ姿もチャーミングなのでOK。

この日の目玉は、子役が着ぐるみで猿の役をする超可愛いと噂の曲で、次期当主弟・茂さんの長女・莢ちゃんが出ます。歌舞伎のように、いずれ大きくなったら女子は舞台に上げてもらえなくなるのでしょうが、今のところは引っ張りだこです。
実はちょっと風邪気味だったらしく、東京公演には来られなくなる可能性があったとかで、どうしようと会議していたら「俺、猿やってもええで」と手を挙げたのは国宝三男(四捨五入で50歳)だったそうで。もし本当に代役立てるとしたら、立候補の国宝三男か書生さんの誰かがやるしかない…というところでしたが、そんな猿痛々しくて見ていられない…と、3中さんは仰ってました。うん、あまり大人の男にやってほしい役ではないね…つーか猿がデカかったらいろいろ台無しな予感がします。莢ちゃん来てくれて良かった…。
とりあえず本日の主役は莢ちゃんであり、その前にやる二曲は前座です。

・佐渡狐(さどぎつね)…前に3中さん一家で見たことあるような気がしますが、人が変わるとまた雰囲気が変わって面白いです。お奏者のとぼけた感じは3中パパの方が好きかなあ。
・二九十八(にくじゅうはち)…ヒョロヒョロと背が高く、声もハスキーなのであまり女役をやらない3中さんが珍しく女役。でもほとんど顔を隠しているし、顔出してもブスの面を被っているので全然お得な感じはしません。今度女役をやる時は面をつけない役を希望…。つーか狂言、ブスに容赦のない曲が結構あります…。
・靫猿(うつぼざる)…大名が猿を連れた猿曳を見つけ、靫(矢を入れる筒)を猿の皮で作りたいからと、その猿を所望。断るとお前も殺すと脅された猿曳、仕方なくせめて苦しまないようひと思いに殺そう…と棒で打ちかかろうとしたら、芸をしろと言われたと勘違いした猿、その棒を奪ってけなげにも芸を始めます。猿曳号泣でもう殺せず、大名ももらい泣き…という話ですが。
猿曳と猿が実の親子であり、卑怯この上ないというか、こっちももらい泣きですよ! 茂パパ、可愛い莢ちゃんを殺せるわけないじゃないですかと涙の訴えに真実味ありすぎです。後ろで叔父さんたちも地謡を謡いながら涙目です。
茂さんは感極まったかちょっと噛んだり台詞間違えたりしてましたが、莢ちゃんは「靫猿」は三回目だそうで、堂々として落ち着いており、正直パパよりのびのびした演技でした。ずっと見たかったので、見られて良かったです。いろいろと犠牲になったもの(主に新刊)はありましたけど!
ちなみにあちこちで言っていますが、この日の前説でも3中さんは、自分は猿をやるのがイヤだと言って、子供時代に3回くらいしかやらなかったという話をしていました。小さすぎても大きすぎてもなかなか猿をやることはできず、3中さんが適齢期だった頃はもう一人従兄弟の茂さんしか適齢期はおらず、3中さんが猿をやらなければ必然的に猿役は茂さんに集中するわけで、茂さん相当猿やったみたいです。
そして時は巡り、今度は自分が娘を曳いて猿曳の役を…。さぞ感無量と思われます。以前3中さんは、甥っ子が猿をやる時は自分が猿曳をしたい、その時はきっと泣いちゃう…と言っていましたが、実の父親がおるのにそれはいかがなものかと…。

この日も終了後は速攻で帰宅、夕ご飯を食べてバイト、深夜帰宅で作業。まあ翌日丸一日は空いているので、最悪ペーパーだけは…と思ってそっちを先に作業。結果的にはすごくダメな感じのペラ新刊も間に合いましたが、むしろペーパーだけの方が良かったのではないかという疑問を残したまま、スーパーシティを迎える羽目になりました。どっとはらい。

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May 02, 2011

春狂言一日目・夜の部

日付がアレですが、30日の夜です。なぜか夜の部は少し短く二曲のみで、お値段もお安めになっております。もともと国宝が出ない設定になっていたためか、昼の半分とは言わないまでも、お席はだいぶ空いております。もったいない…。

夜の部のお話は3中兄弟。二人出てくるのは珍しいですが、兄弟で掛け合い漫才のような前説を。弟くんはシュッとしてますが、3中さんはなんだかグニャっているというか、甘えたような座り方でちょっと43っぽかった…。
弟くんの子供、つまり3中さんの甥っ子が3中さんそっくりというかむしろ3中さんにしか似ていないと、弟くんのぼやき。結構癇癪持ちで、眉間にガッと皺が寄っているらしいです。後日3中さんのツイッターで写真出てましたが、たしかにちょっと似てるかも…。ちっちゃい3中さんという雰囲気です。可愛い…v もうちょっとしたら、甥っ子くんも初舞台なのでしょうか。
あと、国宝三男をずっと「おっきい兄ちゃん」と呼んでいたが、そろそろ「ちっちゃいおっちゃん」にすべきではないかと言っていて吹きました。この日は弟くんのトークが飛ばしていて面白かった…。
あ、そうそう、弟くんは子供世代を除いた王位継承権で言うと第四位なのですが、上の三人をすっ飛ばして京都市芸術新人賞を受賞したそうです。おめでとう!

・八幡前(やわたのまえ)…内容は「萩大名」とまったく一緒。一芸を持つ者を聟にとりたいという男のところへ聟入りを志願する若者、付け焼き刃で弓を習うけど全然できず、教えてくれた人に「ちょっといい歌教えるから、失敗したらそれを詠んで歌道の名人ってことにしろ」と言われるものの、短い歌一首すら覚えられず…という内容。「萩大名」の方が面白いので、この曲は滅多に上演されないそうです。たしかにオチがちょっとわかりにくい…というかわからなかった…。まあでも、いつも「萩大名」なので、たまには目先が変わっていてよかったです。
・彦市ばなし(ひこいちばなし)…木下順二の童話を狂言様式にした新作(初演:昭和30年)。原作を尊重して熊本弁になっていますが、もともと茂山狂言は京都なので、混じって変なことになっているようです。「ばってんせやさかい」とか言うらしい…。前説で方言については突っ込むなと言っていました。
元の話は有名なので御存知かと思いますが、嘘山彦市くん、釣り竿を遠めがねに見せかけ、天狗の子に隠れ蓑と交換させることに成功。さらに殿様からは河童を釣ると言って鯨肉と天狗の面をゲット。しかし騙されたことに気づいた天狗の子が追いかけてきて、鯨肉と天狗の面を奪われ、隠れ蓑も女房に「超汚い」と燃やされて…という話。
ちっちゃいおっちゃんこと国宝三男が天狗の子役で、舞台の上を連続側転で移動していて、まだまだ若いというかおっきい兄ちゃんで大丈夫! と思いました。
殿様役は3中さんでしたが、はっちゃけ気味というかほぼ兄弟とおっきい兄ちゃんだけで、かたいこと言う人がいなかったせいか演技過剰気味。吉本っぽい…! でもまあ、楽しそうにやってらして良かったです。

終了後は速攻帰ってコピー誌の用意。しかし夜は短く、翌日も狂言会だしそのあとバイト入っているし、すごい「もしかしたらダメかも…」感満々。つーかやろうと思っていたことはことごとくダメだったのですが、いかに手を抜く…いや、いかにすれば間に合うのかと、発想の転換をはかった夜でありました。日記は書いている場合じゃなかったです…。

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May 01, 2011

春狂言一日目・昼の部

この期に及んでスーパーシティの死亡フラグと言うべき、「春狂言」二日連続開催。茂山家のスケジュールは、三千世界のオタクを殺す仕様です。

まず昼の部。
国宝が来るというので結構お客さんが入っておりますが、かねてからの噂通り体調不良により欠席。代役となります。
最初のお話は国宝三男でしたが、国宝はだいぶ足腰が弱っているので欠席だが、本人は至って元気とのこと。しかしこれから持ち直す年齢でもないので、今後地方には来ないかもしれないなあと、ちょっと思いました。国宝が見たければ京都まで行くしかないです。
他には狂言の時間経過の話や、東京と京都で台詞のスピードが違うとかのお話(でも東京は、台詞は速いけど間が長いらしいです。あまり他の家のを見たことがありませんが…。トータルで上演時間は同じくらいですかね)。相変わらず茂山家は話上手な人が多いです。
・延命袋(えんめいぶくろ)…夫役が3中パパの予定でしたが、次の曲で国宝の代役をやるため、代わりにこないだ亡くなった国宝弟の長男あきらさん。口うるさい女房が実家に帰ったのをいいことに、この機会に離縁してしまおうと太郎冠者に離縁状を持たせた夫。激怒した女房は直接返事をすると家に戻り、離縁するなら何か寄越せと持参した袋を出します。ああもう、なんでも好きなものを持って行けと言われた女房、袋の口を開けて入れたのは…という話。
オチは予想通りですが可愛い話。うるさい女房役は茂さんですが、実にうるさくて良かったです。
・無布施経(ふせないきょう)…本来は素狂言という、舞台に座って台本を読み、台詞だけで演じる予定でしたが、これはもともと足の悪い国宝のための形式なので、代役が立ったので普通に衣装をつけて演じます。逆に素狂言は難しいらしいです。
こちらは国宝の代役で3中パパ。国宝で何回か見ましたが、他の人では珍しいかも。国宝の得意ネタなので他の誰がやっても厳しいですが、なかなかイイカンジでした。お布施は払ってもらわないと困るよね…。
・仁王(におう)…休憩挟んでちょっと長めの曲。博打で無一文になった男が、仲間にどうしようと相談すると、仁王になりすまして参詣人からお供えなどをだまし取ればいいのではないかということに。仁王の扮装で立っていると、仲間が次々参詣人を集めて来て…という話。まあ当然、最後にはバレます。
仁王にする願い事はアドリブが通例らしく、みんな適当なことを…。最初の三人は茂山家の書生さんがたですが、災害復興頑張ろうとか自粛自粛だけど今日の打ち上げも自粛なのか誰か誘ってとか最近ツイッターを始めたけどフォロワーが増えないとか。四人目の3中パパは頭頂が寂しいので髪の毛欲しいとか言ってましたw 楽しすぎる…w
最後に足の悪い男の役で3中さんが出てきて、さすがにこれはちゃんと足を治してくれとの台詞があるのでアドリブは出ませんでしたが、アドリブのお願いごとも聞いてみたかった…。ラストはドリフのように舞台が回って(嘘。回りません)ワイワイと終了。

続いて夜の部ですが、その間に二時間弱の間があるので、総武線で二駅先の新宿世界堂へコピー誌用の紙を買いに出ました。まだ諦めてないよ…!
南口を出て最短距離で世界堂まで突進、その後マルイ1のプチメックでシティの差し入れ用の菓子を買い、東口から総武線に乗って再び千駄ヶ谷へ。ちょっと早めに着いたので、能楽堂近くのカフェで軽食をいただきました。何か腹に入れておかないと鳴るからネ…!(夜の部へ続く)

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